天使と悪魔が混在し、万華鏡を見ているかのように表情が変わる印象的な声、独特な世界観・感情的なパフォーマンスが高く評価されているAlphaと、壮大かつ斬新なアレンジで聴く者を惹き付けトータル面でRose in may Colorsの世界観を創り出すOgawara Shusakuが結成したユニット。
その楽曲を聴いた多くの人が「一つの物語を見ていた様だった」と言う。結成当初から高い評価を受け、FMや雑誌などで多数取り上げられたが惜しまれつつも突然の活動休止を発表。
約一年半を経た今年、ついに活動再開が決定。今後の彼らの動きに期待が高まる。 ライブでは圧倒的な演奏力と共に、通常のステージとは異なる手法―VJ(映像)/演劇/パフォーマンス集団とのコラボレーション/SE/舞台芸術/衣装に至るまで―その新しい世界観を提供し続けている。
ベストアルバム「Rose Theater」
1. Opend ~the curtain rises~
2. The Ruins of a Castle
3. Sincerely yours
4. Time Capsule
5. Mademoiselle
6. old woman
7. evil
8. Dream’s end
9. Birth
10. Living Vampire
11. Rose Colors
12. Opend ~the curtain falls~
13. Pieces of Dreams ※
※ボーナストラック
遂にベストアルバム「Rose Theater」が全国発売決定!
第一幕Rose in many Colorsのすべてが詰まった多彩な作品群。
-彼らの創造する世界が今、幕を開ける-
何もない真っ白な風景にアナウンスの声。
これから映し出される大きなスクリーンに数々の物語が始まる。
大人気曲「The Ruins of a Castle」で幕を開け壮大なフィナーレを演出する「Rose Colors」まで一つひとつの楽曲がそれぞれに世界観を持ち
各々に突出した存在感を放つ。
未発表曲の「Pieces of Dreams」を含めた全13曲
Review~Rose in many colors~
「一つひとつの楽曲がそれぞれに世界観を持ち各々に突出した存在感を放っている」
フイを憑かれた瞬間に心奪われる…。恋愛も音楽も、最初に心の琴線をピ・ンと弾くか否かが、好き/嫌い,支持/不支持の分かれ目になるもの。確かに我々日本人は、流行り/話題性というフェイクな便乗へ乗ってしまう性癖を持っているだけに、時折“直感”ヘ 疑問を抱きがちにもなってしまうが。でも、長く親しんでいる事柄を振り返ってみると、 その大半が“直感”から結びついたものだったりもするのも、事実。
Rose in many Colorsの音楽も、そう。いわゆる「どんな連中か」と審美眼ギラギラさせ聞き込んだのではなく、なにげに友人のカーステレオから流れてきた歌『Mademoiselle』と『The Ruins of a Castle』を横で聴いてた時、感情露呈型ながらも郷愁性/モダニズムな歌声/メロディ/サウンドメイキングが織りなす、“凝縮したヒューマン大作物語”のような歌へやたら心が揺さぶられ、「えっ、これ誰?」と聞き返してしまったことから始まっている。
要は刺激満載かつ後味残る触感が、忘れられなくなってしまったということだ。されど音楽なのはわかる。でも所詮は音楽じゃない。理屈も屁理屈もどうでもいい、僕はただただ
「心を揺さぶった衝撃」だけを信じたい。一人の心を揺さぶった波動は、少なくとも4/10人の割合で伝わるものだという。ここに居る人達の“心の揺さぶり度”は理屈など脱ぎ去り、
裸の素直な心で、その音へと触れてください。
そこからが物語の始まりです……。
(音楽ライター/長沢智典)
ボーカリストとして特に彼女に興味をもちました。すでに完成度が高いことに反し、まだまだとても、未知の可能性を感じます。豊かな表現力、そのポピュラリティー性。また、声
そのものに関して、今、芽生えたばかりと言う意味で、原石というイメージを持ちました。
ビジュアル的にも、とても個性的で、まっすぐな瞳には、とても強い意志を感じます。彼女の本能的なところでの声に、パッションに、生きてるうたに、期待します。
(元T-BOLAN (Vocal)/森友嵐士)
痛ましいニュースや映像ばかりの世の中で、「現実」をそのままつきつけるコトがリアリティを失くしていく、そんな気がする。ただ痛々しいだけのモノが美しいと感じられたり、
ウソのないコトが新しいと思われたり。
ナンカヘンダ。結局、すべては淘汰されていくけれど、どこに「現実」を見るのか?『Rose in many Colors』輪郭の曖昧な風景を描く彼らの曲は、アルモノなのか?ナイモノなのか?彷徨っていて、だからこそ感情のリアリティが感じられる気がする。痛々しい現実やウソの世界を憂い、そこから逃げ出そうとしているのか?それとも自分が変わりたいと願っているのか?彼らの音楽は、現実感がない映像と生身の声で「リアル」を見せてくれる。
(ラジオDJ/玉川美沙)